「鳥せい」は、伏見の酒造りの老舗、山本本家が運営する居酒屋である。
この店の横で「白菊水」という名水を汲むことがが出来る。

01鳥せいmid
山本本家は、延宝7年(1677)の創業で、慶応4年1月3日の鳥羽伏見の戦いで全焼するのだが、同じ年に再建され現在に続いている。
「神聖」という「白菊水」で造った清酒が有名だが、この名は大正時代に富岡鉄斎翁の揮毫になるもので、その毛筆の文字が今もラベルの文字として使われている。
居酒屋「鳥せい」は、昭和51年(1976)に開店し、山本本家の酒を味わうことが出来る。

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『白菊水は、創業延宝5年(1677)の清酒神聖・山本本家の酒造りに使われ、香りのよい飲み口の淡麗な日本酒を醸し出す水。
全国名水百選に選ばれた御香水の水源と同じくしています。
白菊水の伝説は、その昔、稲の豊作を願い白菊を愛でる翁(仙人)が「この地に日照りが続き、稲が枯れるようなとき、私の愛でた白菊の露の一雫より清水が湧き出す」と告げたとされています。
その白菊の翁が姿を変えたといわれる「白菊石」は御香宮の境内に祀られています。』
                         出典:【白菊水の説明文】より

京都駅から鳥せい本店には、
近鉄京都線で「桃山御陵前」下車、南東に徒歩10分
市バス、C4乗り場から19、81、特81系統で「西大手筋」(所要時間39、31分)下車、北東に徒歩7分