京都の路地を歩いていると、祠に祀られた「お地蔵さん」を良く見かける。
花や供物が備えられ地域ごとに「お地蔵さん」を守っている。
京都市内には五千とも六千ともいわれる「お地蔵さん」がある。
では何故京都にはこれほどの「お地蔵さん」が祀られているのだろうか。
日本では夏に地蔵盆という行事が行われる。
地蔵盆は「お地蔵さん」の縁日であり、地獄で苦しむ衆生を救済する地蔵菩薩が、いつしか子供の守り地蔵として崇拝されるようになり、子供たちの健やかな成長を祝うために、地域町内で地蔵盆が行われるようになる。
このように京都では、各町内ごとに地蔵尊が祀られるようになり、大小の路地を問わず、京の街を歩くと、お地蔵さんに出会うことは珍しいことではないのである。
京都には、地蔵菩薩崇拝の代表的な行事で、六ケ所の地蔵尊を巡る六地蔵巡りという風習がある。
「京の六地蔵巡り」にリンク
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