平安京は千年の都と言われるように、平安京を元にして発展した町である。
昨日の「左京と右京」で、京都市街は碁盤目の如くと書いたのだが、実は千年もの長い月日を経て、少しづつその姿が変化してきたのである。

01千本通mid
平安京の朱雀大路は、今はどの通りかとの問に、正しく答えられる観光客はどれくらい居るのだろうか。
京都駅から北に続く「烏丸通」と答える人は多いのではないだろうか。
今では烏丸通から東にかけての一帯が京都観光の中心となっているのだが、実は平安京の朱雀大路はもっと西に寄った「千本通」が、平安京の朱雀大路だったのである。
道幅も広くはなく、道幅が85mもあったという平安京の朱雀大路だったという面影は全くなく、京都の狭い通りとして残っているだけである。