宇治川では毎年、6月中旬から9月中旬までの間、鵜飼が催されている。今年は6月14日から9月28日まで行われた。

01鵜飼(1)mid
鵜飼は全国で行われているのだが、特に岐阜の長良川の鵜飼は有名だが、この宇治川の鵜飼では、日本でも初めての女性の鵜匠が二人いる。
昨年から鵜匠として活躍されている澤木万里子さんもその一人である。
偶々見に行った鵜飼が面白くて、それまで勤めていた会社を辞めこの道に飛び込んだという。
今年は終ってしまったが、是非グループなどで夏の夕涼みを兼ねて、宇治川の風にあたりながら万里子さんの鵜匠姿を見にきてやってください。

02鵜飼(2)mid
鵜飼はもともと漁の一つであり、昔は全国どこの川でもやっていたらしい。
宇治川の鵜飼については、平安時代の「蜻蛉日記」のなかで天禄2年(971)に鵜飼舟を楽しんだとの記述がある。
しかしながら鎌倉時代に十三重石塔を建て宇治橋の再建を祈願した時に、網代を制限し殺生を禁じたときに、鵜飼も禁止され宇治川での鵜飼が途絶えてしまった。
が、大正末期に観光用として復活をし、今日まで宇治を訪れる人達を楽しませているのである。

03鵜飼(3)mid
今年の鵜飼は9月28日に終ったのだが、営業日数は過去最長の103日だったものの、乗船人数は5,400人と前年より950人も少なかったということである。
観賞専用の乗合船が2,300人(450人減)、貸切り船が3,010人(500人減)とバスツアーの団体客が減少したのが原因と云われている。
                  出典:【京都新聞 宇治川鵜飼乗船まとめ】より
                                 -2008.10.07-