銀閣寺に行くには、琵琶湖疏水に架かる銀閣寺橋を渡ることになるのだが・・・

01哲学の道mid
下を流れる琵琶湖疏水は、蹴上で本線から別れ疏水分線となり、南禅寺の水路閣を通り、熊野若王子、法然院、慈照寺の西側を北に向かって流れ、この銀閣寺橋で西に流れを変え今出川通を西に少し並走し、再び北に流れ松ケ崎へと流れている。
この疏水に沿った堤の、若王子橋からこの銀閣寺橋までの1.6Kmを「哲学の道」といい、桜の季節は花の通り抜けとなり最高の季節となる。

02疏水(1)mid
哲学の道とは、明治・大正・昭和を生きた哲学者で西田幾多郎がこの道を思索に耽りながら散歩したことから、哲学の道という名が付いたと云われる。
春は桜、秋は紅葉と多くの観光客でひしめき合い人波にもまれるのだが、今この時が一番人の少ない時期である。

03疏水(2)mid
木々は葉を落とし心寂しい景色となるのだが、侘び寂び観と、西田幾多郎が詠んだ|
「人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり」との詩とよく合う季節ではある。

04銀閣寺道mid

銀閣寺橋を渡り両側にみやげ店や食堂が並ぶ参道を歩き、慈照寺の総門へと、いよいよ銀閣である。

                                -2008.02.05-