男坂を登ると知恩院の境内となる。ここで目に付くのが御影堂と呼ばれる本堂、開祖法然上人の木造が安置されており、寛永16年(1639)徳川家光により建立され、国の宝となっている。
知恩院の建物は、秀忠や家光など徳川初期の将軍によって建立され、江戸初期の仏寺建築の代表的なものである。
知恩院は、浄土宗の祖法然上人の草庵があった跡に廟堂が建てられたものであり、特に江戸初期の徳川家によって壮大な伽藍が建てられ今の姿となっている。
これは、徳川家康が浄土宗徒であったことと、京の拠点とも考えていたためではないかと言われている。
知恩院といえば七不思議。
①鶯張りの廊下、②白木の棺、③忘れ傘、④抜け雀、⑤三方正面真向の猫、⑥大杓子、⑦瓜生石
と夫々云われがあるのだが今日は総てパスして、春の一日をこの知恩院に咲いた桜の花を眺めようと思う。
-2007.04.25-
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