富小路広場の北、前に仙洞御所の土塀が見える辺りが、桜町と呼ばれる場所だったようである。

01桜町min
駒札には、
『紀貫之の邸宅で、桜が多くうえられていた名庭があったという桜町の屋敷は、このあたりにあったと考えられています。
源氏物語に描かれた末摘花(すえつむはな)の邸宅、桐壷帝の麗景殿女御(れいけいでんにょご)とその妹、花散里(はなちりさと)の暮らしていた中川邸、源氏が空蝉と出会った紀伊守中川家もこの近くに想定されたようです。』とある。
                              出典 【桜町の駒札】より