壬生狂言や新選組にゆかりの「壬生寺」には、パゴダを模した「千体仏塔」がある。



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高さ20mの円錐形の塔に千体もの石仏が積まれている。江戸時代のものが多いが、古いものは室町時代のものもある。

千体仏塔は平成元年(1989)に、壬生寺の創建千年を祈念して、ミヤンマー(旧ビルマ)の仏塔「パゴダ」を模して建てられたものである。

明治時代に京都市内の区画整理や鉄道工事の際に掘り出された地蔵像を、地蔵菩薩を本尊とする「壬生寺」に集められ、3千体を超す地蔵像が安置されているという。

お盆には万灯会が行われ、千体仏塔もライトアップされ、風雪に耐えた石仏が神秘的に映しだされる。