恵美須神社の鳥居は石で出来ている。その石は白川石で、この石を使っている鳥居は国内でも、ここと八坂神社のみである。



 クリックで大きくなります
大和大路通に面して一の鳥居が立ち、その少し奥に二の鳥居が立っている。

普通、鳥居の懸額には神社の名前が書かれているのだが、懸額に代わり七福神の一人「ゑびすさん」が柔和に微笑んでいる。

戦前は「恵美須神社」と書かれた懸額が掛っていたが、先の戦争で供出され、暫らく何も掛からない状態が続いたが、昭和57年(1982)に、

ゑびす神の福箕(ふくみ:箕とは、米をふるい、糠や塵を除く農具をいい竹などで出来た塵取りのようなもので、箕で福を掬うという縁起物である)が掛けられた。



 クリックで大きくなります
その後、何時の頃からか「この箕にうまく入ると願いが叶う」と言われだし、この神社を訪ねた人たちは、

福箕に入るまで賽銭を投げている。今は賽銭が入り易いように、福箕の下に熊手が取り付けられている。