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四条大橋を渡ると南座がある。大概は正面の入口からの風景を眺めるのだが、鴨川に面した通りに南座の楽屋口があるのを見つけた。

いつも何気なく通り過ぎていたのだが、少し違った目線で眺めるとこんな小さな発見が出来る。

楽屋口の横に「阿国歌舞伎発祥地」の石碑が建っていた。

四条大橋を北に少し行くと阿国の像が建っているのだが、こちらの方がよく紹介されているのだが、この石碑はあまり知られていないようである。

表通りである四条通からの南座は折節に目にするのだが、この西から眺める南座もまた違った南座の一面を漂わせている。



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四条河原町は、出雲阿国が歌舞伎踊りを始めた所といわれ、それを伝える碑が南座の横に立っている。駒札によれば、

『慶長8年(1603)この辺り鴨河原において歌舞伎の始祖出雲の阿国が初めてかぶきをどりを披露しました。

この碑は昭和28年11月吉例顔見世興行を前に歌舞伎発祥三百五十年を記念して、松竹株式会社により建設されたものでありますす。

我が国が世界に誇る文化財歌舞伎を日本の至宝として末永く後世に伝えたいという願いが込められております。

碑の文字は、元日本芸術院長・高橋誠一郎氏の筆によります。』

                    出典:【阿国歌舞伎発祥地の碑の駒札】より