野村美術館から、もう南禅寺だという所に、南禅寺の塔頭の二つの寺が建っている。最初に目にするのが「聴松院(ちょうしょういん)」である。


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門前の石碑には「大聖摩利支尊天」とあり、本尊は摩利支天を祀っている。

何回かこの前を通ったのだが、こことその隣の「慈氏院」のなかには入ったことがなかったように思うのである。

今回この二つの寺院に入れたのは偶然だったのだろうか。

話を元に戻すと、聴松院は大鑑禅師が中国の唐から持ち帰った「摩利支天尊」が本尊といい、創建や由来など詳しいことは分からないようだが、

大鑑禅師が来日したのが鎌倉時代であり、その頃の創建になるのではと考えられている。


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その後、室町時代の足利氏や戦国時代の織田信長などの庇護を受け、豊臣秀吉や徳川家康らの武将の住まいともなり、

江戸時代になって、相阿弥作の庭を眺めながら湯豆腐を寺内で提供するようになり、

それが綿々と続いていたのだが、平成19年(2007)にその提供を止め、元のひっそりとした寺院に戻っているのである。