京の三庚申の二つめは、粟田口にある尊勝院の「粟田口庚申堂」である。 |
ここには「神宮道」で降りるのが近いので、京都駅から5系統の市バスに乗り、「東山三条」の次の「神宮道」で降りたのだが、目の前に平安神宮の大鳥居が見えた。 |
「神宮道」で降りて平安神宮の鳥居など見えるはずがないと思っていたのだが、 |
実は自分が地図上で見た三条通にある「神宮道」は市バスではなく、京阪バスの停留所で、市バスはここには止まらないのである。 |
市バスは三条通を出ると神宮通を左に曲がり、まさに平安神宮の鳥居が見える場所で止まるのである。 |
ここから随分と遠回りをして尊勝院へと向かうこととなるのだが・・・ |
やっと「尊勝院庚申堂参道」と刻まれた道標の石碑をみつけ、参道を尊勝院へと登ってゆく。 |
ここは東山一周トレイルの一つの出入り口でもある。途中に、京都ホテルオークラ別邸「粟田山荘」がある。 |
粟田山荘は、昭和12年(1937)、西陣の織元・細井邦三郎が粟田山の山裾、420坪の敷地に贅をこらして、2階建数寄屋造の別荘を作ったことに始まる。 |
昭和51年(1976)に、京都ホテルの別館として開業をするのだが、平成21年(2009)に、京都ホテルオークラ別邸として再スタートをし、今に至っている。 |
一泊シングルでも2万円を越え、食事付になると4万円近くにもなるので、なかなかに泊まることは出来ない。 |
昼食でも5千円以上となる。 |
数寄屋造の瀟洒な建物や、小川治兵衛が手掛けた、枯山水の「石翠」など、なかなか目にすることが出来ないのである。 |
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