新町通を元に(南に)戻り、綾小路通で左に曲がると「大原神社」がる。ここは何年か前に京町家のぶらり歩きの時に訪れたことがあり、その時の記事を再褐する。

 クリックで大きくなります
駒札には、

『大原神社は元丹波口から御勧請したものと言い伝えて居る。

御祭神、伊奘冉(いざなみ)大神は伊奘諾大神の御妃神で天照大神の御母神にあらせられ、

我国土を始めて御造りになり、万物の祖神を御生みになった誠に有難い神様である。

相殿の八品大神は大国主大神の別名と言い伝えられ、俗に大国様と称し奉り、共に我国土経営(くにづくり)に御功績のあった偉い神様であり、

この三神を世人は出世神・縁結び神・商売繁盛の神様と崇め尊び、その御神徳を仰ぎ奉わる所以である。』

                 出典:【大原神社縁由略記の駒札】より

ここ大原神社は、祇園祭で「綾傘鉾」の会所になり大いに賑わうのである。

綾傘鉾は、祇園祭の源流を伝える風流傘の型を残す貴重な鉾で、傘上の御神体の鶏は金の卵をつかむ。

再現された棒振り囃子とともに。6人の愛らしい稚児たちも巡行に加わる。