新町通の長江家から北に、綾小路下るにあるのが、船鉾の会所である。

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船鉾は、祇園祭寿運行の最後尾を運行する鉾であり、「前祭り」とともに、2014年に復活した「後祭り」でもその最後尾巡航する鉾なのである。

ここ新町通綾小路下るの船鉾は、前祭りの最後尾を巡航する。

神功皇后の三韓征伐にちなみ、軍船の形をしていることから、船鉾と呼ばれているのだが、その概要を京都新聞から引用すると、

『神功皇后をめぐる説話にもとづき船の形につくられた鉾で、緋緎鎧に腹帯を結ばせられるのが、皇后の像、

これに従う住吉、鹿島の神々、海神などの像を祀っています。鷁首(げきしゅ)は長谷川若狭の作。前掛の作者は山鹿清華。

平成23年、御神体、衣裳、水干、大口袴を、25年に、二番水引「岩に波文様 刺繍」を新調。』

               出典:【京都新聞より(新町通綾小路下る)】より


因みに、後祭りに巡航する矛は「大船鉾」と呼ばれ、新町通四条下るが会所となっている。