八幡宮のなか、奥まった一角に醍醐天皇にゆかりの神水が湧く井戸がある。

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境内の奥に静寂なる場所があり、そこに湧くのが御霊神水である。説明によれば、

『八幡宮は平安時代初期、鎮護国家霊場であった。

この場にて醍醐天皇が身を清められ、この水を灌頂(かんじょう:即位や立太子の儀に水を頭頂に注ぐ)のための閼伽(あか:仏様に御供えするための清浄な水)香水に用いられた。

ここに湧く水は、御霊神水と申され、神仏習合時代はこの場を閼伽井と呼んでいた。

御参詣の方々には静寂で厳かな遺蹟を通し、平安の御代の佇まいに想いをはせて、御霊神水の恵みをお受けください。』

                    出典:【醍醐天皇御縁】より