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本殿は切妻平入桧皮葺、大型御殿として昭和62年5月1日に京都市有形文化財に指定され、その価値は高い。



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駒札によれば、

『八幡宮は仁寿3年(853)の創建と伝え、江戸時代までは勧修寺の鎮守社であった。

現本殿は元禄8年(1695)に建築された。

このときの大工は、後に勧修寺の宸殿等の造営を手掛けていることから、勧修寺の元禄復興の一環として再建されたと考えられる。

その後、享保19年(1734)と安永8年(1779)に修理が行われており、その修理内容は不明であるが、

向拝部分はその細部洋式から見て、享保の修理に際して改変されたものと推定される。

建物は、桁行3間、梁行2間で、切妻造、桧皮葺の屋根をのせる。

内部は内陣と外陣(げじん)が前後に仕切られるが、間仕切の位置は棟通りと一致せず正面に寄り、内陣には祭壇が設けてある。

この本殿は、向拝が改変されているものの、当初の姿をよく伝えており、江戸時代中期の大型の切妻造平入本殿として、その価値は高い。』

                    出典:【八幡宮本殿の駒札】より