伏見港公園の先に見えるのが「三栖閘門」である。

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閘門とは、水位の違う河川の間で船を上下させて、その間を運航出来るようにしたものである。閘門は3つの要素からなり、

閘室(船をここに入れ、水位を上下させるプールのようなものである。)

閘門扉(閘室の両端にある可動式の扉で、河川と閘室を分ける水門の役目をする、防水扉である。)

給排水装置(閘室に水を入れたり出したりする装置で、閘室の水位を調節する働きをもつ。)

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ちなみにその運用は、たとえば下流から上流(水位は下流<上流)へと船を運行する場合には、

閘室と下流側をつなぐ給排水装置の扉を開いて、閘室内の水位を下流側と同じにして、下流側の閘門扉を開いて船を閘室に入れる。

そして、上流側と閘室をつなぐ給排水装置の扉を開いて、上流側から閘室に水を流し込み、水位を上流側と同じにし、上流側の閘門扉を開いて船を出す。

               参照:【Wikipedia 閘門の基本的後世と運用】より

三栖閘門の大きさは、

閘門延長:有効長83m、閘室長73m/閘門幅員:扉室8m、閘室11m

扉室構造

塔:鉄筋鉄骨コンクリート造り、長さ3m、幅3m、高さ16.6m

基礎:鉄筋コンクリート井筒/前扉室:長さ11m、幅9m、高さ4m/後扉室:長さ11m、幅11m、高さ4m

閘室構造

側壁:ラルゼン型鋼矢板 長さ7m、コンクリート張(勾配1:1.5)/底版:沈床、詰石(厚さ0,6m)

ゲート

形式:鋼製ストーニーゲート 前扉:9m×5m、W=23.6t/後扉:9m×9m、W=37.6t/巻上機:電動チェーン式(カウンターウエイト付)

                  参照:【三栖閘門資料館のHP】より