御影堂の西側には、知恩院では比較的新しい建物が建つ。霊塔と阿弥陀堂である。

七百五十万霊塔
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この多宝塔は、昭和33年(1958)に然上人の七百五十年大遠忌に建立されたものである。昭和の建物でコンクリート造りの多宝塔である。

阿弥陀堂
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その横に建つのが、本尊「阿弥陀如来座像」を安置する、阿弥陀堂がある。

阿弥陀堂は、もともと勢至堂の前にあったものを、宝永7年(1710)にこの地に移されたもので、

明治になり荒廃し取り壊されるのだが、明治43年(1910)に再建されている。

安置されている阿弥陀如来座像は、高さ2.7mという座像としては大きなもので、

東面して座す如来は、西方極楽浄土への願いを込め、心安らかにお参りするお堂である。