千本三条から南二通る細い路が「千本通」あり、平安京のあの広い朱雀大路だったことは微塵も窺えない。

道が左に緩くカーブして四条大宮へと続くのが「後院通」で、左に90度、東西に通る路が「三条通」である。

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三条通は、平安京の三条大路に当たるのだが、東は山科区の四宮から西は嵐山の渡月橋までの通りである。

鴨川に架かる三条大橋が、東海道五十三次の終点であった。

三条通は、三条大橋を西に渡り、河原町通から寺町通にかけて、三条名店街の商店街であり、多くの観光客で賑わっている。

また、烏丸通までは狭い道路だが、明治から昭和初期にかけて建てられた近代建築が残っている。

堀川通から千本通にかけて、京都一長いアーケードを持つ、三条会商店街となる。

千本通から西は、広い幹線道路となり、広隆寺前や帷子ノ辻などを経由して、嵐山の渡月橋となる。

こちらが千本三条である。

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この商店街は、大正3年(1914)に、油小路から千本通までの三条通に並ぶ72軒の商店により「三条会」として発足したのが始りだという。

終戦後も堀川通から千本通までの商店街として再会をし、現在は180店舗の色々の店が集っている。

また京都一長い800mのアーケードがあることも有名で、野口みずきさんも、この商店街のアーケードの下を、練習がわりに走っていたという。

このアーケードがあることで、「365日晴れの街」というキャッチフレーズがある。

また、この商店街から少し外れると、武信稲荷神社や八坂神社御供社などがある。こちらが、堀川三条である。