朱雀門をイメージして作られた顕彰碑の東面には、「発掘調査で見つかった平安宮の遺構や遺物」の説明文があり、 |
写真左から「緑釉鴟尾」、その右の上が「豊楽殿基壇跡」、下は「基壇を囲む凝灰岩の一部」、 |
右側には「木簡」、その右に「内裏地鎮跡」、下は「内裏内郭回廊跡」、そして一番右が「蔵人所町屋の石を並べた雨落溝跡」となっている。 |
それぞれの写真の説明文は、 |
「豊楽殿跡」平安宮豊楽院の正殿。1987年の調査で、北辺の階段や礎石を据えた痕跡などの遺構が見つかりました。豊楽殿の基壇のまわりからは、大量の瓦類が出土しました。 |
「緑釉鴟尾」豊楽殿の大棟の両端を飾った緑釉の鴟尾の破片で、鳳凰の顔部分が残っていました。(この説明板の上、大棟両端を飾っているのが鴟尾) |
「豊楽殿基壇跡」基壇の北西部分から北側に降りる階段跡がはり出しているのが分かります。 |
「基壇を囲む凝灰岩の一部」基壇のまわりは凝灰岩の切石で飾られていましたが、その一部が残っていました。 |
「木簡(1995年調査)」内酒殿や弘仁元年(810年)の年号が書かれた木簡が大井戸から出土しました。長さ18.3cm |
「内裏地鎮跡(1984年調査)」内裏の正門である承明門の内側で見つかった地鎮具(輪宝と土器)。 |
「内裏内郭回廊跡(1994年調査)」回廊基壇の地覆石(凝灰岩)と回廊内側の雨落溝。 |
「蔵人所町屋の石を並べた雨落溝跡(1987年調査)」内裏の南西隅に置かれた蔵人所町屋の建物跡で、石列より上方が建物になります。 |
出典:【発掘調査で見つかった平安宮の遺構や遺物の説明文】より |
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