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千本通から上立売通を東に入り、上立売通千本東入姥ケ西町にあるのが、法華宗真門流である「本久寺」。

本久寺は、享保15年(1730)6月20日に発生した西陣焼け(とは、昼の八ツに上立売室町西入るの大文字屋から出火し、折からの北風にあおられて、みるまに西陣一帯108町を焼き尽くした大火)

や、天明8年(1788)1月30日に発生した天明の大火(とは、正月晦日の未明に鴨川東岸の宮川町団栗辻子から出火し、折からの強風にあおられて、

火は瞬く間に鴨川を越えて洛中へと燃え移り、東は大和大路まで、北は鞍馬口通まで、西は千本通まで、南は六条通までの京の町の殆ど1424町を焼き払った大火)

にも焼けなかったという、運の強い寺なのである。

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また、この寺では毎年、広島に原子爆弾が落とされた8月6日と、太平洋戦争の開戦日の12月8日に「過去の戦争を見つめ、平和を願う場として」鐘が撞かれている。