宇治文化センターから勧請坂を通り、金色院があった白川へと抜ける予定であったのだが・・・。

宇治文化センターの駐車場裏から、住宅街を抜けて勧請坂を下ると白川への近道だというので、うら道を歩いたのだが、

行けども勧請坂なる坂はなく、宇治文化センターを中心として、ぐるぐると回っているだけであった。

(詳しい地図は歴史資料館で貰えるとのことだったが、あいにく休館日であり、地図を貰えず道を間違えてしまった。)

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気を取り直して、元の道まで戻り、一つ下の道に降りたのだが、ここで道を間違え大回りをすることになる。

折居台から坂道を大回りした途中に、京都府の茶業研究所なる建物があった。

茶業研究所は、大正8年に設立され、久世郡宇治町宇治若森に建てられる。

昭和に入り、お茶の研究がなされ、戦後の昭和25年に、酒戸弥二郎が茶の旨み成分である「テニアン」を発見する。

その後、昭和43年に、現在の地、宇治市白川に移転をし、茶の研究センターとして現在に至っている。

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茶業センターをすぎ道は下り坂となり、この所にはバスで宇治文化センターまで乗り、そこから歩くこと20分となる。

そしてこの先を更に下ること数分で、地蔵院へと続いてゆく道となる。

歴史資料館で勧請坂への案内を貰えなかったことで、随分と遠回りをしたのであるが、そのことが茶業研究所を知ることができた要因であった。