JR宇治駅を降り、その前にある府道をわたり宇治橋通にでると、そこにあるのが幕末の創業になるという、茶屋・中村藤吉本店がある。

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中村藤吉と創業者の名がつく茶屋であるのだが、近年はカフェを展開し、平等院店や京都駅店、また大阪の阪急うめだ店などに出店をしている。

この宇治にあるのが本店で、文政2年(1819)の創業になり、宇治の茶を扱う茶商として商売を始めるのである。

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その後、順調に商いを伸ばし、中村藤吉の名は世に知られていくのである。

中庭には初代中村藤吉が植えたという松があり、その姿が帆掛舟のようだといい、

樹齢250年といわれる「宝来舟松」を見ながらお茶をするのも乙なものである。

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中村藤吉の本店ではお茶したことはないのだが、実は3年前にアメリカから娘の友だちが来て、

我が家に泊まったその時に、宇治の平等院に行った時に、平等院店で甘味処を食べたことがあった。

自分は何を食べたのか思い出せないのだが、たぶんに寒天に黒蜜がかかったようなものを食したと思うのだが、

味のコメントは差し控えよう。(酒飲みが甘味を食しても、その感想は正しくはないのである。)

そんな中村藤吉の本店が宇治駅からすぐの宇治橋通にあるのである。