千代の古道を、さざれ石山を過ぎると市バスの「山越中町」のバス停がある。

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山越中町から先に行くバスはなく、ここが山越道を通るバスの終点となる。

10・59系統は、鳴滝-御室仁和寺-妙心寺-等持院を通り、北野白梅町から三条京阪前へと、

また11系統が、嵯峨嵐山駅-嵯峨天龍寺-帷子ノ辻-広隆寺と嵐電と平行して走り、三条京阪前へと行くバスである。

26系統が京都駅に向うバスで、自分もここからではなく、福王子のバス停からこのバスで京都駅まで帰ったのだが、

福王子から北野白梅町までは初めて乗った区間であり、窓外の景色が新鮮に感じられた。

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さして大きなバス停でもなく、回りに有名な社寺もないのに、待っている人は結構多く、

26系統の京都駅行きのバスが来たのだが、さすがに観光客とみえる人はいなく、このバスを足代わりとして使っているように思えた。

そういえば、ここから鳴滝の駅までは日常的に歩くのは遠すぎて、ならばこの市バスで京都駅か三条京阪かへ出ることになるのだが、

しかし途中に京都の観光地を経由するために、京都の市バスは観光地を廻るバスだと思われがちなのだが、実は市バスは京都市民の足としての一翼を担っているのである。