二条通も堀川に掛る二条橋を越えると二条城である。二条城には観光客は多く訪れるのだが、京の歴史に触れながら堀川に沿って歩いてみるのも面白い。

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堀川は、船岡山の東麓を源流とするが、今出川通までの間は暗渠となっていて、川の流れは見えない。

今出川通からは地上に表れ、堀川通の東側を通りに沿って流れてゆく。

堀川の東には、東堀川通という小さな通りが、御池まで続いていく。

堀川は二条城を過ぎると、御池通からは再び暗渠となり、西本願寺の辺りで少し顔を覘かせるるが、殆ど堀川通の下を流れてゆく。

近鉄京都線の上鳥羽口駅の西で地上に姿をみせると、すぐに鴨川へと流れ込んでゆくのである。

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堀川は、昭和30年代に五条辺りの浸水被害から流路が変更されて、雨水用の川となり、殆ど水の流れない川となってしまうのだが、

今出川通と二条城までの開渠部に、水の流れを復活させるべく工事が行われ、平成21年(2009)3月29日に通水式が行われ、親水公園として川べりも整備されたのである。