| 「わたしゃお多福 御室の桜 鼻が低ても 人が好く」 |
| と俗謡にも唄われた、仁和寺境内の桜は「御室桜」と呼ばれ、200本の古木がある。 |
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| 中門を入ると左手に「御室桜」と呼ばれる桜の古木畑が広がる。 | |
| 鼻(花)が低いと謡われる御室桜は。その丈が低く、鼻の低いお多福と花の高さを掛けて「お多福桜」とも云われている。 |
| 樹高が低いのは、この地の岩盤が固く、深く根を張れないためと云われていたのだが、近年の調査で、地質が岩盤ではなく粘土層だということが判明した。 |
| ただ粘土層でも深く根を張れないことは同じな様で、桜の木が大きくならない要因だという。 |
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| 御室桜は遅咲きの桜として知られているが、その数200本で、江戸初期にはすでに現在の場所に植えられていたようである。また江戸時代の中期には観桜の名所としても知られており、丈が低く根元から枝を張る御室桜と、その満開の花を愛でる人々の風景が『都名所図会』にも紹介されている。 |
| 出典:【名勝御室桜の駒札】より |
| 春の桜の季節には仁和寺には桜見物の人で一杯となり、身動きのとれない人出である。 |
| 今この時期はこの境内も無料なのだが、御室桜が咲く頃には、この辺りは有料となるのだが、それでも遅咲きの桜を見ようという人が後を絶たないのである。 |
| 何時も自分は人の少ない季節外れの時期を選んで訪ねるので、今回も御室桜の姿をお伝えすることが出来ないのである。 |
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