小町の文塚から随心院の駐車場へと向う途中に、「仁海僧正供養塔」がある。

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仁海僧正は随心院の前身である曼荼羅寺を開山した、安倍清明より少し後の平安時代中期の人物であり、

神泉苑にて雨乞いの儀式を行い9回も雨を降らしていて、雨僧正とも呼ばれている。

後に、真言宗総本山である東寺の長者となり、当時では珍しく90才余の長寿を全うした。

供養塔の後ろには、深草少将の百夜通いの時に小町がカヤの実で数をつむぎ、後に里に蒔いて今に残るという、カヤの木がある。