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御影堂の屋根瓦葺の原寸大の模型があった。土葺きと空葺きとがあり、御影堂は土葺工法だということである。

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御影堂の屋根に採用されている土葺工法は、野地板の上に葺土を盛り、その上に瓦を置いていくという日本古来の瓦葺の工法であったのだが、

これは屋根の重量がかさみ、それを支える柱なども大きくなり、また地震などにも弱く、近年は空葺工法が多くなっている。

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空葺工法は、野地板の上に直接瓦を固定していくもので、野地板の上に防水シートを敷き、下に雨が浸みないようにする。

これだと土がない分、土葺きよりも随分と軽くなり熟練度の軽減され、現在はこの工法が多いという。