蓮如上人の御廟所から、四ノ宮川を越えて東に100m程で山科川のそばに建つ、本派本願寺山科別院に着く。

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西本願寺の別院であるこの寺院は山科川のほとりに建ち、ここが蓮如上人が建立した山科本願寺跡である。

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周囲に土塁をめぐらし一大城塞とかした山科本願寺も、蓮如が亡くなり第10世の証如の天文元年(1532)に、

六角氏と法華宗徒により攻められ火を放たれて、堂塔伽藍、社坊にいたるまで何一つ残さずに灰燼となってしまうのである。

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その後、江戸時代中期の享保17年(1732)に15世の住如上人が北山別院の建物を移し、再建をする。

今のこの時期は(1月)京都にとっては観光人が一番少ない時であり、ましてこの山科まで足を伸ばそうという人はなく、静かな時間をすごさせて頂いた。

春になり桜の季節になると参拝者は多くなるのであろう。