JR山科の駅から線路の下を北にくぐり、東に400mほど歩くと、時宗の白蓮寺がある。

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白蓮寺の云われは、

宝池山白蓮寺は平安時代に空也上人が創建したと伝えられるが、もとは下京区東洞院通り下ル東塩小路七条下る町にあり、境内は百八拾有余坪もあったという。

本堂庫裏の佛殿一宇に阿弥陀如来を本尊とし、空也上人像を祠る。その後宗派は変遷し、明治23年に時宗の寺院となるが、戦後堂宇の老朽甚だしく佛尊を安置し難く住持の僧また住むに座なき惨状に至る。

然れども壇徒僅少なりしで如何とも復興の方図立たなかった処、今回当山三世を踏襲せられたる、

杉浦敬善師は毅然旧地を払い、昭和47年にこの山科区安朱東海道町に千坪の浄域を定め、近代様式の堂宇の建立を成就せられたる也

                      参照:【時宗白蓮寺の碑文】より