出町柳から北、鞍馬や八瀬へと向かうのが叡山電車である。

八瀬比叡山口に向かう「叡山本線」と、宝ヶ池で分かれて鞍馬に向かう「鞍馬線」とがあり、

八瀬比叡山口からは、ケーブルとロープウエイを乗り継いで、比叡山にも登ることが出来るのである。



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叡山電車には京阪・出町柳の地下駅より地上に出て、この小さな駅からワンマン電車に乗る。

沿線の駅は殆どが無人駅で、もちろん車掌さんはいなく、降り口は運転席の前川の扉となる。

従って途中の無人駅で降りる人は、二両編成の電車では前の車両に乗るようになる。

自分も修学院の無人駅で降りるので、鞍馬行きの二両編成の前の車両に乗ったのである。



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叡山電車は、ここ出町柳から「八瀬比叡山口」に向かう『叡山本線』(出町柳~八瀬比叡山口:5,6km)と、

途中「宝ヶ池」で分かれて「鞍馬」へと向かう『鞍馬線』(宝ヶ池~鞍馬:8,8km)とで運行されている。

八瀬比叡山口からは、ケーブルとロープウエイに乗り継いで比叡山の山頂に行くことが出来る。



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車両は、鞍馬まで走る電車が「デオ900形」の2両編成となっていて、鞍馬や貴船といった観光地に乗客を運ぶのを主とした電車である。

もう少しすると市原と二ノ瀬の間は、線路脇が紅く染まり、さながら紅葉のトンネルとなる。

この区間にくると電車は速度を落し徐行運転をしてくれる。また夜間はライトアップもされ、ここを通過するときは電車内の灯りが消えるのである。

これを眺めるためにか、シートの一部は外に向って付けられているのである。



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「八瀬比叡山口」や鞍馬線途中の「二軒茶屋」までの電車は「デオ700系」の一両編成が多く、

900形が観光地に向けて走るのに比べて、700系は通勤・通学の足として運行されている。

他にデオ800系の電車が走っている。