華開院の前、天神筋道を北に歩くと「文子天満宮」の扁額が掛かる石の鳥居がみえてくる。 |
鳥居の横、石垣の中に「文子天満宮旧蹟」の石碑が建つが、これはこの天神筋道が北野天満宮に仕える神人が住んでいた所で、 |
彼らによってここに多治比文子の霊を祀っていたのだが、明治6年(1873)に、北野天満宮の境内に遷宮されてから、 |
ここは北野の文子天満宮の御旅所となり、石碑が表すように、文子天満宮の旧蹟と言われるようになった。 |
文子天満宮は、菅原道真の乳母・多治比文子が、菅原道真を天神として右京七条の自宅に小さな祠を建てて祀ったのが始まりで、これが道真公を祀る天満宮と名の付く神社の最初である。 |
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