新門前橋から花見小路に戻ると、北に見えるのが「有済橋」である。



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新門前橋から北に直角に曲がったところの白川の姿である。



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花見小路に架かるのが「有済橋」である。京都新聞の祇園白川橋めぐりに「有済橋」のことが載っていたので全文を紹介すると、

『東山に源を発する白川が京都盆地にお目見えするのは北白川。

ここから岡崎へと流れ行き、鴨川と合流しますが、とりわけ京都らしい風情を醸し出しているのが、ここ祇園、架かる橋もとりどりの表情を映し出しています。

都をどりのゲートを南に望む花見小路に

東大路通から白川の流れに沿って西へ辿ると、花見小路に突き当たります。

ここに架かる橋が「有済橋(ゆうさいはし)」今は廃校となった地元の小学校に因むこの名は、中国の儒書「書経」から。

『必ず忍ぶ有りて、其れ乃ち「済す有り(なすあり)」』に拠るものであることが知られています。

橋の畔には「なすあり地蔵菩薩」の小さな祠。

かつての花見小路の水道管工事の折り、白川の川底からお地蔵様が掘り出されたとのこと、故事来歴が傍らの駒札に記されています。』

                 出典:【京都新聞 祇園 白川橋めぐり ②有済橋】より



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有済橋の南には「新門荘」という旅館がある。昭和24年に祇園のこの地に創業し、京の旅館としては比較的リーズナブルな料金である。

平成11年には屋上にビアガーデンが出来、20時からの舞妓さんの踊りを目当てに飲みに来る人も多いようである。



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有済橋をわたり直ぐを右に折れる小路が、なすありの径である。