東山北部の如意ケ岳に端を発する白川は、岡崎の地で琵琶湖疏水と合流し、さらに祇園を通り、鴨川に注ぎこんでいる。 |
白川の最下流は、祇園の町中を流れ川端通の下を暗渠となって鴨川に注ぎこんでいる。 |
四条大橋から北に3分ほど歩いたところである。 |
白川は比叡山から如意ケ岳にかけて、その端を発し、東山から流れ出て北白川を東から西に流れ、 |
銀閣寺の少し西、白川今出川で疎水を横切り、白川通に沿って南に流れてゆく。 |
京都市動物園の辺りで疎水に合流し、疎水を少し西に流れ、岡崎の慶流橋の少し西から、再び白川として南に流れ、 |
知恩院の北門から西に流れを変え、京を代表する花街である祇園の中を流れ、鴨川に注ぎ込む川である。 |
白川というと、祇園を流れる川というイメージが強いのだが、白川はその姿を色々と変えながら京の町を流れる、短い川なのである。 |
川端通を少し東に入った所に「弁財天」が祀られている。その昔、賀茂川が手の付けられない暴れ川で、白河上皇も |
「賀茂川の水、双六の賽、山法師、是ぞわが心にかなわぬもの」 |
と言ったほどの川であり、 |
その賀茂川の治水を受持っていた、防鴨河師の勢多判官為兼が、行きずりの僧から「川の北に弁財天を、南に禹王廟を祀れ」と言われ、 |
そうすると賀茂川の洪水は治まったという謂れに因み、この白川が鴨川に注ぐ弁財天の社が再興されている。 |
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