出水には、また「出水の七不思議」と呼ばれるものがあり、そして。またここは平安京の内裏があった所でもあるのだが、この話は先に譲るとして、千本丸太町通まで下がり、東入るにある二条公園へと向かう。 |
二条公園は、二条城の北西にある公園で、二条城の北西にある公園で、昭和天皇の即位にあたり、記念の博覧会が開かれた所だった後に、公園として整備したものである。 |
目の前には二条城の堀と石垣が見える。この公園の北側に鵺池が復元されている。 |
公園として整備されたときに、源頼政が鵺を退治した時に、鏃を洗ったという池が復元されている。説明板によると、 |
『二条公園の北側には鵺池という小さな池がありました。傍らには不鮮明ですが鵺池碑と書かれた石碑があり、さらにその北側には鵺大明神の祠があり、そこには新しく復元された碑が立っています。 |
平安時代、二条公園を含む附近一帯は、天皇の住まいである内裏や、現在の国会議事堂に当る大極殿を正殿とする朝堂院、そして今の内閣に相当する太政官など、国家政治の中心となる官庁街でした。 |
「平家物語」巻四によると、院政期とも呼ばれる平安時代後期、深夜、天皇の住まいである内裏に怪しい鳥の鳴き声がし、近衛天皇が非常に怯えられた。 |
そこで弓の名手である源頼政が射落とした怪鳥は、頭は猿、胴は狸、手足は虎、尻尾は蛇という姿の鵺であったといい、そのときに血の着いた鏃を洗ったのが、この二条公園の池だと伝えられています。』とある。 |
出典:【鵺池伝説の説明板】より |
鵺とは、平家物語の巻4の13に「鵼の事」などで、その姿は「サルの顔、タヌキの胴体、トラの手足を持ち、尾はヘビをもつ妖怪として描かれている。 |
「ヒョーヒョー」と鳴くといわれ、鵺の鳴く夜はと夜にしか鳴かぬといい、その鳴き声は不吉とされ、いにしえ人はこの声に怯え平穏を祈ったという。 |
この鵺大明神もそんな思いから災いをもたらすという鵺を鎮魂する為に建てたものであろうか。 |
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