月読神社には境内末社の聖徳太子社と願掛け陰陽石がある。



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聖徳太子社は、月読尊を崇敬した聖徳太子を祀る小さな神社であり、その云われから学問の神として崇められている。

聖徳太子が崇敬したと言われる「月読尊」とは、

伊邪那伎命(いざなぎのみこと)の右目から生まれた、月の神で夜をつかさどるといい、

左から生まれた、天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟神にあたり、鼻から生まれたという素戔嗚尊(すさのをのみこと)の兄神にあたる神である。

太陽を司る「天照大神」ではなく、夜の月を司る「月読尊」を尊敬したという所がいかにも聖徳太子らしいところと言えるのではないだろうか。



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そしてまた、こんな二つの陰と陽に寄り添うようにして置かれている石が、左右の石を夫々に撫でて願を掛けると、願いが叶うという「願掛け陰陽石」である。