松尾大社本殿の横から奥に入ると、「亀の井」があり、御手洗川が流れる。その川にかかるのが「霊亀(れいき)の滝」である。



 クリックで大きくなります

クリックで大きくなります 荘厳な本殿の横から、その裏に回ると、景色が一変をし、御手洗川が流れるひんやりとした風が聞こえてくる。その先にあるのが「霊亀の滝」であり、松尾山の頂きから流れる霊水が、この滝を落ち、松尾の神社まで神水を運ぶのである。

松尾のお山は「別雷山(わけいかづちのやま)」と呼ばれ、七つの谷に分かれており、この滝の水量は少ないのだが、枯れることはなく松尾のお山から流れてくるのである。

そして、この滝そのものが神霊とされ「滝御前」の扁額が掛かる鳥居があり、ここを潜ると何故か、ひんやりとした空気が感じられ、松尾のお山が神の山として崇められていたということを実感するのである。