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松尾大社「二の鳥居」の上部の注連縄に、榊の小枝を束ねたものが数多く垂れ下がっている。

これは「脇勧請」と呼ばれるもので、この形は、鳥居の原始形式を示すもので、

榊の束は平年で12本、閏年は13本吊り下げる慣わしとなっていて、月々の農作物の出来ぐあいを占った太古の風俗を、そのままに伝えていると言われている。



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これは鳥居の始まりの形であり、その昔、参道の両側に木を植えて、その木の間に縄を張り、

その年の月数(12本または13本)の細縄を垂れ、、農作物の出来具合を占ったとされ、その形が現在の鳥居の形になったのだと云われている。

今では、その占いの仕方などの古文書はなく、どのようにして占っていたのかはよく判らないようなのだが、古の風習を伝える貴重なものである。


                              参照:【脇勧請の駒札】より