嵐電「車折神社」の駅で降りると、車折神社は目の前である。



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駅の南側に鳥居が建ち、本殿へと続く参道となるのだが、こちら側は神社の裏にあたり、表は三条通から入ったところである。



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クリックで大きくなります 三条通に面し赤い鳥居が建つのだが、こちらが表参道で、車での参拝はこちらからとなる。鳥居をくぐり少し歩くと、車折神社と刻まれた石碑が建ち、参道が続く。

その先に、石の鳥居があり本殿がみえてくる。本殿には、この横に道があり、そちらから向かうことになる。



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車折神社は、祭神に清原頼業(1123~1189)を祀るのだが、頼業は平安時代に非常な博識をもって知られた学者であった。

生前には桜を愛したので、後鳥羽天皇から桜大明神の称号を贈られている。

車折の名は、その昔、牛車に乗った貴人が、車上のまま社前を通り過ぎようとしたところ、にわかに牛が倒れ車は折れ砕けたので、車折明神の名が生まれたと伝えられる。

また5月の第三日曜日には、大櫃川に竜頭鷁首(げきす)船や各種芸能船が回遊し、管弦流扇などが行なわれ、王朝の優雅な舟遊びが再現される、三船祭が行なわれる。



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昔から、この神社の小石を持ち帰り家に収め、満願の際に、この石の数を倍にして神社に帰し、商取引に違約のないように祈る慣わしがあり、

これが、願い事が叶うという祈念神石の神事につながっているのである。