妙心寺は、勅旨門より北へ三門・仏殿・法堂・寝堂・大方丈が一直線に並び、
その東側に浴室・浴室鐘楼・経蔵が配置されている。
 

勅使門
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慶長15年(1610)の建立で、切妻造、桧皮葺の四脚門である。
平時は閉まっているが、妙心寺住持の入山・晋山の時に、新住職はこの門より入る。
 

放生池
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放生池越しに三門がみえる。
 

三門
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慶長4年(1599)の建立で、五間三戸、朱塗の楼門。入母屋造、本瓦葺の唐様建築である。
楼上には、観世音菩薩、や十六羅漢などが安置されており、天井や柱には
狩野権左衛門筆の飛天や鳳凰、龍の図が画かれている。
三門は、毎年6月18日の山門懺法の日に特別開扉されている。
 

仏殿
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天正13年(1585)に再建したものを、文政12年(1829)に改築した、方五門、
重層、入母屋造の唐様建築で、釈迦如来を本尊とし、正面には「祈祷」と書かれた
扁額が掲げられている。
 

法堂
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明暦3年(1657)の建立で、七間六面、重層の入母屋造。広大な鏡天井に
狩野探幽筆の八方にらみの龍の墨絵があり、堂内どこから見ても龍の目に
いすくめられる。
この八方にらみの雲龍図は、平成19年(2007)のJR東海のCM
「そうだ京都、行こう」で紹介されている。
 

大方丈
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承応3年(1654)の建立で、単層、入母屋造。襖絵の山水図・獅子図は
狩野探幽・狩野益信の筆と云われる。
仏事行事を勤める際の和尚さんの控えの間、食事の場となる場所である。
11月には曝涼展という妙心寺の国宝、重要文化財の書画等の虫干しが行なわれ、
一般に公開されている。
 

小方丈
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承応3年(1654)の建立で、大方丈と同時に建てられたもので、別名麒麟殿と呼ばれ、
これに因んだ麒麟が南縁西の板戸に画かれている。
 

庫裏
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承応2年(1653)の建立で、切妻造、妻入。杮葺で二つの煙だしが並んで見える。
妙心寺の台所として、土間と大庫裡と小庫裡に分かれ、一度に何百人もの食事を
調理、配膳することができる。
 

浴室
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江戸時代の建立で、明智光秀の菩提を追善するために建立されたことから、
明智風呂と呼ばれている。
かつて、風呂の沸かされた合図の鐘が、春日局によって建立されていたのだが、
火災により焼失してしまい、現在の鐘は、東山仁王門の信行寺にあった鐘楼を
譲り受け、移築したものである。
 

経堂
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江戸時代の建立で、中央の八角の輪蔵に『一切経』が納められていて、正面には
輪蔵の考案者である傅大士の像が祀られている。