| 【今宮神社】のある北大路通から、西大路通の【わら天神宮】へと向かう。 |
| 北大路通の『船岡山』から101・102・204・205系統のバスに乗り、『わら天神前』で降りると、目の前が【わら天神宮】である。(京都市北区衣笠天神森町) |
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| わら天神、その名を敷地神社という。「安産・厄除・家内安全」を願う神社として信仰が深い。 |
| この社の謂れは、もとは北山の神として衣笠村の村社として信仰を集めていたが、天長8年(831)にこの地に氷室が設けられ、それを管理する為に加賀国から移住した人達が、敷地天神を加護し北山の神の隣に祀った。 |
| ところが応永4年(1397)に、室町幕府三代将軍・足利義満が北山殿(のちの金閣寺)を造る際に立ち退きを迫られ、この二つの社を合祀し、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を祭神と定めこの地に敷地神社を建て、爾来600年に及んでいる。 |
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| 鳥居をくぐり短い参道を歩いて行くのだが、この参道が映画やテレビの時代劇のロケによく使われている。 |
| 銭形平次での神田明神や、必殺仕事人での深川八幡とか根津権現、また暴れん坊将軍での神田界隈等々に使われているのである。 |
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| 木花開耶姫命を祀った本殿と摂社である六勝稲荷神社があり、稲荷神社は試験合格の神として信仰されているのだが、近くに北野天満宮があり合格祈願でここまで足を延ばす人は少ないようである。むしろ安産祈願に訪れる人のほうが多い。 |
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| 敷地神社の祭神は「木花開耶姫命」で、そのよって由来するところから安産の神として信仰されており、安産祈願として藁が授けられることから「わら天神」と呼ばれる。 |
| 授けられた藁に節があれば男の子、節がなければ女の子が出来るという言い伝えがあるのだが、今は生まれる前から男か女か分かってしまう、何とも味気ない世の中になってしまったのだが、世の母親は今も5ケ月目の最初の戌の日に、ここにお参りし安産を祈願するのである。 |
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| 木花開耶姫とは「日本書紀」や「古事記」の天孫降臨で、ニニギに見初められ求婚されるのだが、父のオオヤマツミは姉のイワナガヒメとコノハナサクヤヒメとを差し出すのだが、ニニギは醜い姉を送り返してしまいコノハナサクヤヒメと一緒になる。 |
| イワナガを妻にすると、命は岩のように永遠となり、コノハナを妻にすると木の花が咲くように繁栄するが、花のように命は短くなるとの宣嗣で、それから寿命が限られることになったと云われる。 |
| いつの世も美しさの裏に、どんな棘を持っているのか推し量れないのは、太古の昔から変わらないのである。 |
| さて安産の云われなのだが、コノハナはニニギと結ばれ一夜で身篭るのだが、ニニギは他人の子ではないかと疑いコノハナは疑いを晴らす為に、あなたの子ならなにが遭っても無事生まれるでしょうと、生む時に御殿に火を点けて、火の中で三柱の子供を生んだ。 |
| このようにどんな事があっても無事子供を生んだことから安産の神として京の人々の信仰を集め、戌の日には安産祈願でお参りに来る人が絶えないのである。 |
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