トロッコ嵐山駅の北側に見えるのが小倉池、そのたもとに、日本で唯一の髪の神社である「御髪(みかみ)神社」が鎮座している。



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トロッコ嵐山から小倉池の横を通り、嵯峨野、奥嵯峨へと道は続いていくのだが、

その入口にあるのが小倉池で、京都の心霊スポットの一つという池であると云われていて、その昔は日も射さぬ鬱蒼とした所だったようであるが、

今はそんな気配は微塵もなく、そんな事を知ってか知らずか、嵯峨野に向かって足を早める人たちが、池を眺め通り過ぎていた。



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クリックで大きくなります その小倉池の西側には、日本唯一の髪の神社がある。御髪神社の由緒は、祭神は、従五位藤原采女亮政之公(ふじわらうねめのすけまさゆき)であり、髪を副神として納祭する髪塚が有る。

藤原基晴卿が亀山天皇御代(1259年~1274年)に、宮中の宝物係として仕えていたが紛失した責任をとり、 探索の為諸国行脚し文永5年(1268)に下関に居を構え、三男政之公が生計を髪結職に求めたのが、髪結業の始祖であった。

髪塚は、髪は人身の最上位にあって、造化の神よえい賜った美しい自然の冠りであると共に、生前にも残し得る唯一の分身として大きな恩恵に感謝する等、副神として納祭し祈拝される。

                         出展:【御神神社由緒・髪塚の駒札】より