大河内山荘から嵯峨野への道をとると、トロッコ嵐山の駅に至る。 |
トロッコ列車に乗ろうとする人の多くは、この駅でなく、始発駅のトロッコ嵯峨で乗車する。JR嵯峨嵐山の駅に隣接し、ここから乗るのが便利だからである。 |
しかし、この駅からもトロッコ列車に乗る人はいて、調度、列車が着いて乗る人は皆乗ってしまい、駅舎はがらんとしていた。 |
この駅の前に休憩用の床机があり、そこでビールではなくペットボトルのお茶を飲んで、一息ついていた。 |
この嵐山の駅はホームが短くて、全車両が停まりきれず、前の2両はドアが開かないのである。 |
もともとは山陰本線の路線であったものを、電化・複線化のため、嵯峨嵐山と馬堀間が、平成元年(1989)3月に新線に切替えられたが、景勝地として名高い保津峡に沿って走るこの路線を観光鉄道として残そうと平成3年(1991)からトロッコ列車の運行を始めたのである。 |
旧山陰本線の線路を見ていて、その昔新婚旅行で山陰から帰る時、指定の列車が運休となり次の列車がグリーン車しか空いてなくて、2人してグリーン車に乗って保津峡を眺めながら、この旧線を通り帰ったことを思い出していた。 |
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