東福寺と聞いてすぐに浮かぶのが『通天橋』、ここから眺める紅葉は絶景であるという。 |
残念ながら秋のこの時期の紅葉に映える洗玉澗は見たことがないのである。 |
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![]() | 本堂から北に張り出している長廊の下を歩いてゆくと、通天橋である。通天橋を越えて、開山堂や大機院などがある洗玉澗の北側には、400円の入山料が必要になる。 |
本堂から続くこの回廊は、開基、円爾弁円(聖一国師)の廟所である開山堂に行くために設けられたのであろうか。その下を歩くと通天橋を渡り開山堂へと回廊が続く。 |
ここから先に入っていないので、通天橋は先ほど通った、臥雲橋から眺めることとする。 |
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通天橋は、本堂から開山堂に至る洗玉澗の渓谷に架けられた橋廊である。 |
天授6年(1380)に春屋妙葩(しゅんおくみょうは)が洗玉澗の谷を渡る労苦から僧を救うため架けたと伝えられ、南宋径山(なんそうきんざん)の橋を模し、聖一国師が通天と名付けた。 |
その後、第四十三世住持、性海霊見が改修し長廊を架したともいわれ、その後も幾度か架け替えられ、現在のものは、昭和34年(1959)の伊勢湾台風で崩壊し、2年後の昭和36年の再建になるものである。その際に、橋脚部分は鉄筋コンクリートとなってしまった。 |
![]() | 三の橋川が流れる洗玉澗の渓谷は、この時期は新緑の芽生えもなく、まだ春の訪れはもう少し先であったが、3月にしては暖かい日であった。 (3月17日撮) |
今度は、この渓谷が紅に染まった頃に来てみようかとも思うのだが、この時期は紅葉を見ているのか人を見に来たのか分からない位混むので、何時も通天橋の紅葉した景色は見逃している次第である。 |
参照:【東福寺webページ 境内案内】より |
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