東福寺には、三ノ橋川が流れる、洗玉澗という渓流に、三つの橋が架かっている。

東福寺の駅から歩いてきて、最初に出会う橋が『臥雲橋』である。


クリックで大きくなります その三つの橋は、いずれも屋根付きの橋であり、この臥雲橋とあとは、通天橋、偃月橋であるが、これらの橋は後ほど紹介をする。

臥雲橋(がうんきょう)と呼ばれるこの橋は、随分と古くからここに架けられているのだが、何時頃に出来たのか定かでない。

駒札も立ってなく詳細は分からないが、洗玉澗を超え、東福寺に至る道となっている。


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東福寺の駅から歩いてきて、そんなに坂道を歩いたという感覚はないのだが、この橋から下の洗玉澗を見ると結構高い所に居るのである。

下を流れる三ノ橋川が鴨川に流れ込んでいるので、ここが大分に高い所であることが分かる。

この橋がなければ、一旦、洗玉澗の谷に下り、再び登るということとなり、とても歩いては行けない所となる。

三つの何れの橋も、この洗玉澗の渓流を渡る為に架けられているのである。