仁王門の石段を登る前の左側に、地蔵院善光寺堂がある。


 クリックで大きくなります

『16世紀中頃の「清水寺参詣まんだら」には、この場所に六地蔵の石仏が安置された小堂が建つ。

この小堂が地蔵院の前身といわれ、奥の院南庭に建つ御堂は、長野善光寺の本尊を観請した善光寺如来堂と思われる。

以来、観音信仰の盛行により、地蔵院に如意輪観音が祀られ、洛陽観音第10番札所として洛中洛外の尊拝を博している。

明治中期の境内整理によって、善光寺如来堂を合併し、地蔵院善光寺堂と称されるようになった。』

                              出展:【地蔵院善光寺堂の駒札】より


 クリックで大きくなります

堂右手前のお地蔵さんは「首ふり地蔵」といわれ、願い事のある方向に首を廻して拝めば、願い事が叶うといい、昔から庶民の深甚な信仰を集めている。

その前には「合掌した後、静かにお廻し下さい」と書かれてあり、タクシー観光できた、おばさん達が何を願ったのか首を廻して拝んでいた。