宜秋門から京都御所に入り、新御車寄に展示されている『儀装馬車』をみる。


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『この儀装馬車は、昭和3年(1928)宮内省主馬寮工場において造られたもので、船底型両割幌、海老茶色で、重量1,100Kg・全長4.23m・幅1.91m・高さ2.2mの6頭立4頭曳の騎馭式(ぎぎょしき)4人乗りの馬車である
天皇皇后陛下のご結婚の馬車列に使用された。』

                            出展:【京都御所特別公開のパンフ】より

天皇皇后陛下というよりも、皇太子さまと美智子さまのご成婚パレードと云ったほうが馴染み深いし、当時、正田美智子さんの愛称「ミッチー」に因み、ミッチー・ブームなるものがが社会的現象を巻き起こした。


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「もはや戦後ではない」と経済白書がうたった昭和30年代……

その昭和34年(1959)4月10日に皇室史上初めての、民間人である正田美智子さんを皇太子妃に迎え、ご成婚の儀が行われた。

その時に乗られたのが目の前にある『儀装馬車2号』である。
皇居から東宮仮御所までを馬車で走るパレードに、沿道には53万の人が詰め掛けたといい、またテレビでは実況生中継があり、この中継でテレビの普及が急伸をしたという。

余談だが、それまでの皇太子妃は皇族か五摂家から選ばれるのが通常であり、民間から入った美智子さんは、その後随分と苦労をされたようである。

しかし、それ以降、開かれた皇室として民間からのお妃が違和感なく迎えられている。


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この『儀装馬車』は、普段は皇居にあり今回初めて京都で展示をされ、新御車寄は黒山の人だかりであった。

ご成婚のテレビ中継を見た人は、感動した当時を思い出したと云い、50年の時の流れを懐かしんでいた。