坂本龍馬の人物像／龍馬伝紀行 : 京都より愛をこめて

龍馬伝紀行と題して坂本龍馬の足跡を訪ねてきた、ぶらり歩きも、ここらあたりで一段落しようと思うのだが、龍馬さんの人物像を独断と偏見で語ることにより、
龍馬伝紀行ひとまず、於えることにしようと思うのである。

龍馬さんは何をしても、どんなことをしても嫌われることはなく、その行動そのものが、人に好まれる人物であった。
何をしても、何を云っても、それが嫌味には聞こえず云いたいことを云っているのだが、人に嫌われることはない。むしろ好感をもって迎えられたのではと思われる。

その素養は、龍馬の実家は郷士だが、金に困ることのない裕福な家庭であり、江戸にも遊学するくらいの家柄であった。今でいえば、５億円位の資産があったようである。
龍馬が明治まで生きていたとしたら、伯爵や子爵のような官吏、官職などの小さな世界に固執することなく、あっさりと明治政府を足蹴にして、世界の海に乗り出して、岩崎弥太郎を凌ぐ会社を興し世界を駆け回っていたのではないだろうか。
ただ弥太郎と大きく違う点は、弥太郎が政商といわれ営利目的の事業展開をしたのに対して、「日本を洗濯いたしたく」と私利私欲ではなく日本という国のために動いたと思うのである。
これは幼少の頃から金には何不自由なく暮らした龍馬と、金に苦労した弥太郎の違いからくるのであろう。

龍馬さんの性格は、
人を疑うことはなく、敵味方、相反する利害の人とも打ち解けて話が出来る。
西郷と木戸のなかを取り持って結んだ「薩長同盟」や後藤象二郎とも胸襟を開き、「大政奉還」などの大義を成し遂げたこと、しかしこの性格で近江屋で命を落とすことになる。
話上手で聞き上手
誰の話にも耳を傾け、龍馬の手紙にも見えるように話しには、人を引き込む魅力があったのであろう。西郷隆盛とも桂小五郎とも気脈を通じ、薩長連合をなしとげる。
けれんみのない人柄
裏表がなく、まめな性格が女人にもてた要因のひとつであろう。
喰うに困らないボンボン
だから脱藩もできるし、江戸にも遊学ができるのである。喰うに困っていたらとてもそんなことは出来ない。
龍馬さんの血液型はＯ型か？
決してＡ型ではないだろうし、Ｂ型のようにものごとに固執しないし、ＡＢ型のように一本気でもなく、八方美人のＯ型だろうと推測する。

まだまだ龍馬さんの性格は云い表せるのだろうが、自分にはここまでしか浮かばない。
あとは、皆の独断と偏見で考えてみてください。