碑文:表(西)「京都市立成徳尋常小学校跡」/左(北)「明治二年新町通四条下るに創立 明治九年室町通綾小路下るに移転」/裏(東)「昭和五十七年八月 成徳自治連合会有志建之」
明治2年(1869)に、京都の町衆によって「番組」(町組という町自治会の単位)ごとに、上京と下京に開校された64の番組小学校の一つである。
明治2年(1869)に番組小学校として、新町通四条下る西側に「下京第九番組小学校」が開校され、その後、校舎が手狭になり、明治9年(1876)に、現在の跡地である室町通綾小路下るに移転をし、成徳尋常小学校と改称される。
成徳小学校は、昭和22年(1947)に、新しい学校制度が始まるとともに廃校となり、その跡地に石碑が建っている。
成徳小学校の校舎で今に残るのが校舎の玄関車寄せである。
この建物は、明治42年(1909)に京都府城陽市寺田の高岳寺へ移築され、寺院本堂の向拝として利用されていたのだが、平成19年(2007)に移築され、現在は「京都市学校歴史博物館」の玄関として保存されている。
建物は、日本の伝統的な木造建築を基本にし、西洋建築のデザインを取り入れた「擬洋風建築」で、木造・瓦葺き、トスカナ式の柱を模したデザインを持つ、番組小学校の貴重な遺構とされている。
説明文には、
『下京第9番小学校として開校した成徳小学校の、白楽天町へ移転時に建築された玄関車寄せである。
丸みを持つむくり屋根と、それを支える2本の柱が疑洋風を伝える。
西洋建築のイメージを日本人の伝統的な大工の技術で実現した建造物のなかで、京都に残る初期の例として貴重。
明治42年(1909)、校舎改築のため講堂とともに顕照山高岳寺(城陽市)に移築され、平成18年(2006)12月まで本堂の向拝として使用された。』
出典:【旧成徳小学校玄関(部分)】より
所在地:京都市下京区室町通綾小路下る東側
京都駅から
▼「A1」乗り場から5系統で、『四条烏丸』下車(所要9分)
「四条烏丸」から、徒歩3分


コメント