『正調よさこい鳴子踊り』(昭和40年(1965)発売)
作詞・作曲:武政 英策、歌:都 はるみ
都はるみの9枚目のシングル曲である。
B面には「しばてん踊り」(作詞・作曲:武政 英策、歌:松山 まさる(五木 ひろし)・東 ひかり)である。
いよいよ47都道府県のご当地そんぐも今回で終幕となりました。
1年半の長い間お付き合い頂き、有難うございました。
締めくくりは陽気に明るく締めくくろうと思います。

01高知城mid
よさこい鳴子踊りは、よさこい祭りの踊りのために作られたものである。
よさこい祭りは、昭和29年(1954)に第1回が開催され、踊りの振り付けを日本舞踊の流派にとらわれることなく、花柳、若柳、藤間、坂東、山村の五流派に依頼し、踊りの曲を武政栄策に依頼する。
徳島の阿波踊りが手に何も持たない踊りに対して、何かを持たせてはと考えた末に鳴子を持って踊るというのを思い付き、これがよさこい踊りの原点となる。

02鳴子mid
よさこい鳴子踊りは、
「ヨッチョレヨ ヨッチョレヨ ヨッチョレ ヨッチョレ ヨッチョレヨ ヨッチョレ ヨッチョレ ヨッチョレヨ
高知の城下へ来てみいや じんまも ばんばも よう踊る 鳴子両手に よう踊る よう踊る」
土佐の~(ヨイヤサノ サノ サノ) 高知の はりまや橋で(ヨイヤサノ サノ サノ)
坊さん かんざし買うをみた よさこい よさこい(ホイ ホイ)

「 」繰り返し
御畳瀬~(ヨイヤサノ サノ サノ) 見せましょ 浦戸を開けて(ヨイヤサノ サノ サノ)
月の名所は 桂浜 よさこい よさこい(ホイ ホイ)

「 」繰り返し
言うたち~(ヨイヤサノ サノ サノ) いかんちや おらんくの 池にゃ(ヨイヤサノ サノ サノ)
潮吹く 魚が 泳ぎよる よさこい よさこい(ホイ ホイ)

と、「 」の繰り返しの間に「よさこい節」が挟まれて歌われるのである。
この歌と踊りが今では「正調よさこい鳴子踊り」と呼ばれている。

03正調mid
54回のよさこい祭りに高知に帰っている。その時の想いを、
今、土佐路はよさこい祭りの真最中で、高知市内の通りという通りは鳴子を持った踊り子達で溢れかえっている。
今回は189チーム2万人の参加で、最多の出場チームであるという。
毎年この最も暑い最中に、子供からじんばやばんばに至るまで、鳴子を両手によう踊るのである。 
今回で54回を数えるのだが、初めの頃は踊り手が少なく学生達は格好のバイトで、弁当込みのバイト料を貰って踊っていたのだが、最近は踊るのにお金を出さなければ踊れないくらいになったらしい。 
最近は衣装も派手だし振り付けも年寄りは付いていけなくなってしまった。
鳴子踊りは、鳴子を持つことと囃子の中に、よさこい節が入っていればどんな振り付けでも衣装でもいいというのが最近の踊りのスタイルで、昔のあのおとなしい鳴子踊りと比べると、そのエネルギーは凄いものがあるのだが、そんな中に正調の鳴子踊りを見ると何故かホットした気分になるのである。

04踊子さんmid
高知に帰ったのは12日、調度「57回よさこい祭」の真っ最中だったのだが、よさこいよりお酒と、ちらっと踊りを眺めて昼間から、ひろめ市場で酒をかたむけた。
そこで、たまたま隣に坐っってくれたのが、よさこい祭の踊子さん。
これから、もうひと踊りをする前にぐいっと一杯という。
せめて後ろ姿でもとお願いすると、快く応じてくれた。
酒がすすむにつれ、「いいですよ」と『とらっく』の名が入った法被を広げてくれた「あおい」さん。
しわだけは写さないでといわれたが、昼間から飲んでいる、よっぱらい、うまく隠せたか不安だが、快く、はいポーズ・・・
あおいさんは、高知県トラック協会の踊り子さん。このチームは今回、金賞を受賞している。
踊りの合間に、ぐいと一杯ひっかけて、再び踊りに向かうのは典型的な土佐のはちきんである・・・

05しばてんmid
「しばてん踊り」はお座敷で歌われたもので、しばてんの顔を描いた手拭を被って踊るのである。
自分が知っていたのは、「こーれがねェ たまるかネ ゆうべの夢に ネート チャッ チャッ  おんしゃなんなら おらしばてーんよ おんちゃん相撲取ろ取ろーちや チャッ チャー」とほんの一部分だけであった。
このうたが4番まであろうとは思いもしなかったのである。

こーれがねェ たまるかネ ゆうべの夢に ネート チャッ チャ 好きなあの子の手を引いて
「おんしゃなんなら おらしばてーんよ おんちゃん相撲取ろ取ろーちや チャッ チャー  ハッケヨイヨイ ハッケヨイヨイ コリャ ハッケヨイヨイ ハケヨイヨイ ソレ ノコッタノコッタ マダマダ ノコッタ」

さーんごねェ 十五夜ネ 桂の浜に ネート チャッ チャ 岩に龍馬の立ち姿
「 」繰り返し

ほーれてねェ 通うたネ はりまや橋で ネート チャッ チャ 買うたかんざし珊瑚玉
「 」繰り返し

来てみやェ 相撲取ろネ がいには ほーらぬ ネート チャッ チャ お前十八花盛り
「 」繰り返し

ちなみに「新聞からご当地ソングが聴こえてくる」の高知のご当地そんぐは、
『正調よさこい鳴子踊り』(昭和40年(1965)発売)
作詞・作曲:武政 英策、歌:都 はるみ